教授は次に、黒板に書いた。
官能基
ミナは言った。
「分子の性格を決めるパーツでしたね」
「はい」
教授はうなずいた。
「炭素の骨組みに、どんな官能基がつくかによって、分子の性質は大きく変わります」
レンが例を挙げた。
-OH
-COOH
-NH₂
「たとえば、-OHを持つとアルコールとしての性質を示します。-COOHを持つとカルボン酸としての性質を示します」
ミナは少し身構えた。
「全部覚えないとだめですか」
「今は覚えなくて大丈夫です」
教授は言った。
「ここでは、分子の性質は炭素骨格と官能基の組み合わせで変わる、という考えを持てば十分です」
黒板に書く。
分子の性質
= 炭素骨格 + 官能基 + 形
ミナはノートに書いた。
官能基は、分子の働きを変えるパーツ。